仮想通貨でアルトコインということばを聞いたことがあるでしょうか?
ここでは、アルトコインについて説明していきます。
目次
1.アルトコインってなに?
ビットコインは、もはや誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ビットコインは、仮想通貨(暗号資産)の代表格、いわゆるメイン通貨みたいな存在になっています。実は、それ以外にも、世界中には約1000種類以上の仮想通貨(暗号資産)が存在します。
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)のことです。アルトは、英語の「alternative」の略であり「代わりになる」という意味です。
アルトコインもブロックチェーン技術が使われていますが、それぞれコイン独自の特徴があります。
アルトコインはすべて、ビットコインに比べると市場規模は小さくなります。その分、ビットコインにはない価値があったり、中には成長性が見込まれるものもあります。
それでは、アルトコインの中でも時価総額の大きいものをいくつか紹介していきます。
2.イーサリアム(Etherium)
単位はETHです。通常の通貨としての機能に加えて、契約の履行をうながすことができる「スマートコントラクト」という機能も備わっています。2015年に運用開始された後発の仮想通貨(暗号資産)でありながら、時価総額は2位とビットコインに次ぐ取引量があります。
ICOで参加する時の払い込みに利用されることもあります。たしかスターグラムコインのICOはイーサリアムで参加した記憶があります。
ICOについての記事はこちらをどうぞ
参考:ICOは魅力いっぱい!仮想通貨(暗号資産)を使った新たな資金調達法
イーサリアムは、新しい仮想通貨(暗号資産)が開発される時の技術的な基盤になることも多く、とても重要な通貨と言えます。
3.ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)
単位はBCHです。ちなみにビットコインの単位はBTC。
ビットコインキャッシュは、名前のとおりビットコインから分裂した兄弟のような仮想通貨(暗号資産)です。
ビットコインキャッシュ誕生の流れを、かんたんに説明します。
ブロックチェーンは過去の決済履歴をすべて記録し続けるものなので、ビットコインの処理するデータ量が増えてくるにともない、取引自体に支障をきたす恐れがでてきました。
そして、この問題の解決方法をめぐって意見が対立し、少数派の人々が作り出したのがビットコインキャッシュになります。
(ハードフォークという言葉を使わないカンタン説明にしておきます(笑))
こういう経緯があるため、基本的な機能はビットコインとあまり変わらず、取り扱われる取引所や取引量も比較的多いのが特徴です。
4.ライトコイン(Litecoin)
単位はLTCです。ビットコインのシステムを基本にして、実用性を重視して作られた仮想通貨(暗号資産)です。
ビットコインは、約10分で1つのブロックにまとめるマイニングが行われています。なので、送金されたビットコインが相手に届くまでの時間は、理論上は約10分になります。
この取引スピードを短くするために開発された仮想通貨(暗号資産)がライトコインです。取引スピードがビットコインより4倍速く、約2分半で取引が完了できます。発行枚数の上限も、ビットコインの4倍で8400万LTCになっています。
ちなみにビットコインの発行枚数についてはこちらの記事をどうぞ
参考:ビットコインの発行枚数の上限は2100万BTCまで この先どうなる?
5.リップル(Ripple)
単位はXRPです。時価総額はイーサリアムに次ぎ3位です。
次世代の送金インフラとなる仮想通貨(暗号資産)を目指して開発されたのがリップルです。2国間の通貨や国の決済を橋渡しするブリッジ通貨になるいう考え方が根本にあります。
日本の金融大手のSBIホールディングスやGoogleの関連会社などが出資しています。都銀のみずほや三菱UFJなどもプロジェクトに参加していたりします。
6.ダッシュ(Dash)
単位はDASHです。1番の特徴は取引の匿名性の高さです。送金時にいくつかの取引データを混ぜ合わせるような仕組みをとっており、どんなアドレスが使用されたかを第三者には分からないようになっています。
仮想通貨の場合は、アドレスでも十分わかりづらく匿名性があるような気もしますが(笑)。
そして、もう1つの特徴が、名前のとおり取引スピードの圧倒的な速さです。
ビットコインが約10分かかるところ、ダッシュなら約4秒ほどで決済が可能です。
現金のように決済ができる仮想通貨(暗号資産)を目指しているので、将来、決済プラットホームになる可能性があると言われています。
7.まとめ
それでは、代表的なアルトコイン5つのまとめになります。
・ビットコインキャッシュはビットコインのブロック容量を拡大
・ライトコインはビットコインより取引スピードが4倍はやい
・リップルは送金インフラとなるブリッジ通貨を目指す
・ダッシュは匿名性と圧倒的な決済スピードを持つ
仮想通貨の時価総額ではビットコインが1強ですが、それ以外にも時価総額が高く、取引も多いアルトコインを5つ紹介してみました。
実際は、ここで取り上げた以外にも1,000以上のアルトコインが取引されていますので、まずは、どれか1つでも気になる仮想通貨(暗号資産)があれば自分でググってみましょう。
新しい投資チャンスに出会えるかもしれません。