中高年がダブルワークをすると、まわりのバイトはもちろん正社員もほとんど自分より年下という環境の時があります。これは覚悟しておく必要があります。
時には社会人経験のない若造が、えらそうに指示してくることもあります。おそらく、あなたの方が、本業での経験もあり圧倒的に人生経験も豊富なことでしょう。
中高年がダブルワークをする上での心構えをまとめましたのでどうぞ。
目次
１．プライドを捨てましょう
ひょっとしたら、中高年のあなたは本業の方では地位も実力もある方かもしれません。本業では、新しく入ってきた若造に社会人としての心構えを教えている立場かもしれません。
しかし、ダブルワーク先ではその若造に教えられるのです。若造でなくある程度の社会人であっても、中にはとんでもない人もいます。あなたのプライドを踏みにじる人が必ずいます。
しかし、あなたがダブルワークをしようと決意したのであれば、いったん、あなたの大切なプライドを捨てましょう。
決して「口の利き方がなっていないから正してやろう」と思ってはいけません。
ちなみに、著者は過去に何回か正してあげたことがありますが（笑）。
ダブルワークを決意したあなたには、必ずお金の目標があるはずです。あなただけの目標か、あなたの家族のための目標かは分かりませんが、その目標達成のためにダブルワーク先ではプライドを捨て去りましょう。
なにも四六時中、プライドを捨てる必要はありません。ダブルワークしている時だけで構いません。
どんな人間がいるかは、正直、なかに入って一緒に仕事をしてからでないと分からない部分が多いのは本業と同じです。
なので、本業を選んだ時と同じように、ダブルワーク先もしっかり選ぶようにしましょう。そうすることで、あなたのプライドが傷つけられる機会も減ります。
２．まわりは年下しかいない
当たり前のことですが、中高年の場合、ダブルワーク先では周りはほとんど年下になるでしょう。場合によっては、あなたが最年長という状況もあり得ます。
実際、著者が過去に働いていた飲食店では、店長も料理長も年下でした。仕事を教えてもらうのも注意されるのもみな年下です。下手すると大学生だったりします。
仕事は年齢ではないので、ここは素直に「ハイ」と言って仕事を覚えていくしかありません。
まわりは年下しかいない、という状況を想定していないと、ダブルワークを開始してからショックを受けることがあります。
なので、教えてもらうのは年下ばかりと割り切っておきましょう。
ここで、著者がダブルワーク先で教えてもらった時のおもしろい体験談を紹介しましょう。
著者（40代） 「ちょっとメモとらしてもらっていいですか？」
飲食店社員（20代） 「全然、とってくれていい。最近の若いのはメモとらへんの多いからなー。むしろ、メモとるの大歓迎やでー。」
えっ！メモとることをほめられた？
しかも、最近の若者はメモをとらない、ということを教えてもらっている？
この社員が言うメモをとらない若者とは、おそらく大学生か高校生のことを言っているのでしょう。もうなんか異次元にいるかのような会話でした。
まわりが年下しかいないというのは、なかなかおもしろい経験もできたりします。
３．人間関係つくりに力をいれすぎない
正社員の場合、本業とダブルワークでは人間関係の作り方が違ってきます。
職場でプライベートのことをよく話す人、あまり話さない人といろいろあります。プライベートのことを話している人も、実は、本当はあまり話したくないが職場での人間関係作りのために意識的に話している場合だってあります。
正社員の本業なら、長く勤める可能性がありますので、意識的な人間関係作りは大事であるといえます。しかし、ダブルワークの場合は、そこまで人間関係に力を注がなくていいです。
何もダブルワークは人間関係が適当でいい、というわけではありませんが、ダブルワークの場合は、本業の収入補てんという目的があります。
実際、周りのダブルワーカーを見ても仕事だけして終わったらムダ話もせずに帰る人もいっぱいいます。次の日、朝から仕事なので、バイト仲間と終わってから談笑している時間もありません。
ダブルワークの場合は良好な人間関係つくりが目的ではありません。自分の目標金額が到達すれば、半年でやめることだってあります。
人間関係つくりなんて意識しなくてもできる、という人はいいですが、著者のように人間関係つくりに神経をつかいすぎてしまうような人は注意しましょう。
本業での仕事と人間関係つくりに疲れている上に、さらにダブルワーク先でも同じように疲れていてはもちません。ダブルワークは、本業の収入補てんという目的を明確にして取り組みましょう。
本業の収入補てんが目的という話はこちらからどうぞ。
参考：ダブルワークでアルバイトは可能！目標金額はいくらにする？
４．まとめ
それでは、中高年がダブルワークでうまくふるまう３つのコツのまとめになります。
・周りは年下しかいない
・人間関係つくりに力をいれすぎない
以上を意識しておくことで、年下連中ばかりの環境の中で、人間関係で大きなストレスをかかえることなくやれています。
やはり、中高年がダブルワークする場合、とりわけ飲食店でする場合は、本当にまわりは本当に年下ばかりであると覚悟しておきましょう。
多少プライドが傷つくこともありますが、あなたには、自分のため家族のために本業の収入補てんするという目標があります。目標を達成するまでの辛抱と割りきりましょう。
中高年のかたは、３つのコツを実践して、ストレスをためこまずにダブルワークに取り組んでいきましょう。
