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ブロックチェーンは脅威と救世主のどっち?店舗や銀行の将来は?

投稿日:2019年3月23日 更新日:

フィンテックという言葉を聞きますが、何のことでしょうか?
ブロックチェーンとどういう関係があるの?
ここでは、ブロックチェーンの将来の可能性についてお伝えします。

 

ブロックチェーン

 

 

目次

1.フィンテックって何?

フィンテックという言葉がテレビや新聞に登場するようになりましたが、いったい何のことだろうと思われている方がおられるかもしれません。

フィンテックとは、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」が合体した造語で、テクノロジーを使ってこれまでにない新しい金融サービスを創出することです。

そして、このフィンテックの鍵となってくるのがブロックチェーンになります。ブロックチェーンの登場により、フィンテックは加速的に発展すると言われています。

 

2.ブロックチェーンで店舗は得をする?

ブロックチェーンにより、金融の業務コストが大きく削減される見込みです

たとえば、ブロックチェーンのビットコインによる決済が挙げられます。これまで、クレジットカードを導入していたお店では、毎月、約2~5%の手数料をクレジット会社に支払っています。しかし、ビットコイン決済に変えることで手数料は約1%になり、圧倒的に安くなるので店舗にとってのメリットは大きいです。

店舗側からすれば、ビットコインもクレジットも電子マネーも決済手段の1つにすぎません。

ビットコインの方は、価格変動によって売上が減るリスクがある、ということもないので何の心配もないわけです。これまでのクレジットカードや電子マネー導入の場合は、決済するための専用端末やカードリーダーが必要となり導入コストがかかっていました。しかし、ビットコインの場合は、QRコードの表示と読み取りができるスマホ1台あれば決済が可能になり非常に低コストが実現できます。

さらに加えて言えば、店舗への入金面でも大きなメリットがあります。クレジットカードの場合、売上が店舗に入金されるまでに約1ヶ月ほどかかるケースがありますが、ビットコイン決済であれば早ければ当日には売上が入金されるので、店舗の資金繰りにもメリット大です。

これまで、お店にとっては、商品が売れてもお金が回収できるまでに時間がかかることは不安材料でした。資金に余裕がない小さな店舗では、帳簿上は黒字でも手元にお金がなければ「黒字倒産」になる危険もあったわけです。

入金されるまでのタイムラグをさけるために、これまでクレジットカード決済を導入せず現金支払いを貫いていた店舗にとって、ビットコイン決済は「救世主」ではないでしょうか。

ブロックチェーンを使うことで、店舗は金融コストを劇的に削減できるかもしれません。

 

3.ブロックチェーンで将来銀行がなくなる?

私たちの日本では、誰でも1つは銀行口座を持っているのが当たり前という感覚ですが、世界に目を向けると、「銀行口座を持てない人たち」はたくさんいます。

これらの人々は、これまで、銀行での送金や口座への貯金などできなかったわけですが、ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)は救世主になるかもしれません。

なぜなら、銀行口座を持っていなくても、インターネット上でお金という価値を送金することが可能となり、ウォレットに価値を貯蔵することができるようになるからです。

実際、2017年~2018年にかけて、「銀行口座の持たない人たち」を救うことを目的としたICO案件もありました。

また、最近では、「将来、銀行がなくなるのでは?」という話題がメディアで取り上げられたりもしています。実際、銀行の新規採用の削減や大規模なリストラなどのニュースもみられ、就活生の人気ランキングでも3メガバンクは人気急落しています。

たとえば、銀行で海外送金する場合などは、びっくりするくらい手数料が高いです。ビットコインでは、数百円で海外送金ができるのに、数千円も手数料を支払って、銀行を利用することが本当に馬鹿らしく感じます。

私も、直近では2018年に海外のFX口座へ1,100USD(約120,000円)を送金するのに6,500円の手数料がかかった記憶があります(厳密には2つの口座に分けたので手数料13,000円(泣))。ビットコインがもっと普及すれば、間違いなく銀行を利用する顧客は減っていくでしょう。

 

4.まとめ

フィンテック、店舗、銀行それぞれにとって、ブロックチェーンにより、今後大きな影響や変革がもたらされると予想できます。

ここ数年、メディアを賑わせているフィンテックですが、ブロックチェーン技術を用いることで、今後コスト削減や新サービスの登場などで大きく飛躍していくことが期待できます。

店舗にとっては、大幅なコスト削減につながる可能性があるので、まちがいなく救世主となるでしょう。

銀行にとっては、存在価値を残せるかが問われていくので大きな脅威であることは明らかです。

一方で、生き残りをかけて、ブロックチェーンの研究開発を進めていけば救世主になる可能性もあります。ブロックチェーンは、私たちの生活にとっての救世主となることはまちがいないでしょう。

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