正社員の方がダブルワークをする場合、ばれるかどうかを心配されるのではないでしょうか。
ダブルワークは本業先にばれるのか、万が一ばれた時にそなえてどのような心がまえがいいのでしょうか。体験談をまじえてお伝えします。
目次
1.なぜダブルワークが会社にばれていないのか
今の昼間の会社で3回ほどアルバイト分が合算された給与支払報告書が、市役所から送られているのですが、いまだ、会社にばれていません。
ちなみに、ダブルワークがばれる1つの要因である給与支払報告書については、こちらをどうぞ
参考:これだけ知っておけば安心!ダブルワークがばれる2つの具体的ケース
自ら会社の人事に、「給与ちょっと増えてるはずだけど気付いている?」と切り出すのもおかしな話なので…(笑)
ダブルワークのアルバイトがばれていないことの真相については分かりません。
しかし、おそらくこうではないかという、ばれていない理由を3つ考察してみましたので紹介しておきます。
1.アルバイトで増えた年間給与が少ないから
アルバイトの給与を足すと会社の年収が2倍になったというわけではありません。著者の場合、せいぜい年間100万くらいのわずかな増額だからこそ、ばれていないのではないでしょうか。
住民税額が課税所得の10%であることを考えると、実際に年間で増える住民税の増額はわずかです。
会社の人事担当にもよりますが、会社で同じ給与レベルの人を並べてみて比較しないと、気づかないのではないでしょうか。
しかも、毎月の特別徴収額になると年間の住民税額を12等分しているので、さらに小さい金額となります。
なので、少し小遣い稼ぎでやっているアルバイトなら会社にばれる可能性は、経験上、低い気がします。
絶対ばれないという保証はありませんので、ダブルワークは自己責任でやりましょう。
2.会社の人事がまぬけ!?
表現は少し悪いですが、人事が頼りない会社もあります。
著者の場合は、3回も会社からの源泉徴収票より多い給与支払報告書が市役所から届いているのです。
いくら微増とはいえ、就業規則で副業禁止しているなら、もう少し目を光らせて「副業してるんちゃうか?」と、1回くらいは突っ込んで来てほしい気もします。
3回もスルーされると、「自分の会社の人事は大丈夫か?」と少し心配になってきます。
そういえば、本業の給与計算の方でも、入社1年目の時、「自分で確定申告するので年末調整はしないでほしい」という話を、人事に承認してもらっていました。それなのに、フタを開けてみるとおもいっきり年末調整をされていたことがありました。
ダブルワークでアルバイトをする人には、逆に、このまぬけ具合が好都合になります。
自分の勤めている会社の人事が、まぬけであることを期待するのもありかもしれません。
3.本業が疎かになっていない
そもそも会社がなぜ副業を禁止しているかというと、副業に力を入れることで本業が疎かになってしまうことを危惧するからではないでしょうか。
ならば、ダブルワークしていても、今まで以上に本業に力を注げばいいのです。たとえ、ダブルワークがばれようが、本業できっちり結果を出してさえいれば、誰も突っ込みようがないのではないでしょうか。
仮に突っ込まれたとしても、
「本業が疎かになってますか?」と切り返せるはずです。
著者の場合、ひょっとすると、ダブルワークはばれているが、
「こいつは会社の仕事も成果をあげているから目をつぶっておこう」
と、見逃してくれているだけかもしれません(笑)。
要するに、本業もダブルワークも、どちらも頑張っていれば、ばれたとしても恐れるに足りず、なわけです。
2.ダブルワークが会社にばれた時の対処法
もし、会社にダブルワークがばれた時はどうすればいいでしょうか。
会社によって対応も違うはずですので、一概にこうすうればいいとは言えません。言えるのは、ばれないよう努力をするだけです。
しかし、ダブルワークのアルバイトを3年もやっていると、正直「ばれたらどうしよう」などの気持ちはみじんもありません。
初めてダブルワークをした頃は、多少なりともばれる心配をしていたので、ずいぶん自分の中での心境の変化があったように感じます。本業の会社に頼りきっては絶対ダメです。
なので、メンタル的に弱く、ばれるリスクを少しも背負うことができない人は、ダブルワークはしない方がいいかもれません。
給与以外の副業を検討するのも1つの方法です。
それでは、著者の場合、もしダブルワークがばれて人事に突っ込まれたらどうしようと考えているか。
ずばり、賃上げ交渉をするつもりです。本業を疎かにせず成果を上げていればそういう選択肢もありです。
「じゃぁ、君はクビね」と言われたら…、その時にどうするか考えましょう。
3.ダブルワークがばれる心配より複業で稼ぐ覚悟の方が大事
ダブルワークでアルバイトをして給与所得を増やすということは、ばれるリスクは避けらないのが現状です。
あなたの会社の給料が毎年どんどん上がり、倒産するリスクもなく、この先バラ色の人生を保証してくれているなら、会社に対してダブルワークがばれる心配をするのもいいでしょう。
しかし、現実はそうではありません。
ばれることを恐れるより、副業をあたりまえにし、いろんな種類の複数の収入源を持つ考えにシフトしましょう。
ここは、人によって考え方が異なる部分です。
ダブルワークでアルバイト収入という1つの柱を検討されているあなたは、恐らく、本業の会社の給料が少ないと感じているはずです。
ならば、ダブルワークがばれる心配よりも、ダブルワークを実践して収入の1つの柱を作ってみましょう。
どうしても、ばれる心配が勝ってしまう人は、他の収入の柱を検討すればいいでしょう。株、FX、仮想通貨、ネットビジネス・・・いろいろ選択肢はあります。
会社にばれる心配より、複数の収入の柱を持つ覚悟の方が数十倍大事です。
4.まとめ
それでは、ダブルワークがばれていない3つの理由とばれてもいい覚悟のまとめになります。
・会社の人事が気付いていない
・本業を疎かにしていない
・ばれる心配より複数の収入の柱を持つ覚悟が大事
当記事での内容は、著者のダブルワークがばれていないことを不思議に思い、現状分析したものです。
おそらく、年収に換算すると100万前後と少額のため、また、何百人の社員の年収をきちんと把握していないため、1人だけダブルワークで増えていても気づかないのだろう、というのが結論です。
これが、社員10名くらいの規模の会社なら気づかれる確率も上がるでしょう。
しかし、ダブルワークの疲れを感じさせないくらい、本業もきちんとこなせていたら、まわりの誰もダブルワークしているなんて疑う余地もないでしょう。
さらに、それ以上の大切なのは本業もダブルワークのアルバイトも収入も、どちらも収入の柱の1つという感覚です。そして、さらに収入の柱を増やしていこうという気持ちが大事です。
正直、会社にアルバイトがばれたらどうしようという心配なんて全くしていません。それより、複数の収入の柱をもつ覚悟をしていきましょう。