正社員でもダブルワークのアルバイトができそうな気がしてきたが、おすすめの仕事ってあるのだろうか?飲食店の仕事はたくさんあるみたいだけど、しんどそう・・・。実際にダブルワークで飲食店の経験のある人の声を聞いてみたいなあ。そんなあなたへ、現役ダブルワーカーが生の声をお届けします。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
1.飲食店のきついはほんとう?
飲食店といっても、居酒屋、レストランからファーストフードまで幅がとても広いです。ひょっとしたら、「飲食店はきつい」というイメージをお持ちかもしれません。飲食店のきついとは、お客さんが集中する時間帯の対応がハンパなく忙しいことを指しています。当然、お客さんの少ない日やひまな時間帯というのもありますので、平均すると全体でバランスが取れて、適度に忙しいという印象です。
逆に、ひまなお店でラクをしながらで時間給がもらえたらラッキー、とか思われていませんか?残念ながらその考えはマチガイです。お店がひまでやる仕事がない方が、お店が忙しくて時間に追われまくるより数倍しんどいです。ひますぎると、まったく時間が経たない不思議な感覚におそわれます。時計が止まっているのでは、という錯覚におちいります(笑)。飲食業に限らずですが、ダブルワークのアルバイトは適度に忙しい方が時間も経ちやすく働きやすい、というのが実感です。
2.ダブルワークに向いているのはキッチンとホールのどっち?
飲食店の仕事内容は、大きく分けるとホールとキッチンの2つです。簡単に仕事内容を言いますと、ホールとは、お客様をご案内し注文をとり料理を提供、レジで精算を行いテーブルの後かたづけをするまでの一連の業務流れです。一方、キッチンとは、料理の仕込みや調理を行い、調理道具の後片付けや手入れまでの一連の業務流れです。お店によって細かい違いはありますが、おおむねこの2つに分かれます。
それでは、ここで質問です。
正社員のあなたがダブルワークとして働く場合、この2つのうち、どちらが向いているでしょうか?
学生やフリーターの方が選ぶ場合なら、どちらでも好きな方を選べばいいでしょう。しかし、ダブルワークの場合は、お客様の目につきにくいキッチンを選ぶのが正解となります。なぜだかお分かりですね。あなたの会社の上司がお客様としてやってきて、「いらっしゃいませ、こちらのお席へどうぞ」、なんて最悪なケースを避けるためです。
副業解禁になったといえ、おそらく、たいていの人は本業の会社に内緒でダブルワークをしているはずです。これから、ダブルワークをお考えのあなたもきっと、本業の会社にはバレたくないとお考えでしょう。ならば、たとえキッチンよりホールがしたいと思っても、ここはあえてキッチンを選ぶようにしましょう。本業にバレずにダブルワークを続けるための選択と割り切りましょう。
「料理ほとんどしたことがないから、気がひけるなー」、という方も、どうぞ安心してください。料理をするといっても、料理長になれと言うわけではありませんので。あくまで調理補助レベルなのでご安心を(笑)。
しかし、なかには調理補助であっても「キッチン」の仕事はあまりやりたくない、という方がおられるかもしれません。そんな方には、キッチンの業務の中の「洗い場」がおすすすめです。
筆者の働いているレストランでは、規模が大きいため「洗い場」だけで完全に独立した仕事になっています。「洗い場」といっても、実際に食器を洗うのは食器洗浄機ですので(笑)、イメージとしては、ひたすら食器洗浄機にお皿などをセットしていくことになります。調理補助もしたくないという人にはおすすめです。飲食業でダブルワークする時は、仕事内容は「キッチン」を選ぶようにしましょう。
3.ホールなのに接客しない仕事とは?
なるほど、飲食業のダブルワークにおすすめな仕事は「キッチン」であると分かったので、「キッチン」の仕事をくわしく教えてほしいと思われたあなたへ、少しおまちください。筆者がやっている仕事は「ホール」です。
「キッチンと違うんかい!」と、かなりの突っ込みが入りましたね(笑)。もちろん、「キッチン」も「洗い場」も経験ありますが、実はそれ以外にも、お客さまと接しない「ホール」の仕事というのがあるのです。筆者の働いているレストランでは、通称「バック」と呼ばれています。ホールとして「いらっしゃいませ」と言うこともなく、キッチンとして調理補助をすることもない、ちょうどホールとキッチンの橋渡し的なポジションです。仕事の内容も1つではなく、いくつか種類がありバリエーションに富んでいて、なかなかおもしろいポジションです。
それでは、このホールの「バック」という仕事内容を紹介します。
【バックの仕事とは】
1.さばき
お客様が食べ終わった食器がワゴン台車にのせて戻ってきます。キッチンの洗い場の人が洗いやすいようにそのお皿やグラスを種類分けしながら、ワゴンから洗い場の台へ並べていきます。ワゴン台車の食器をひたすらさばいてキッチンの洗い場へ渡していくイメージです。
2.なべ担当
メニューに食べ放題の鍋コースがあり注文が入れば、お鍋、お皿、薬味などの一式をワゴン台車にセットしていきます。セットできたら、フロアに出ているホール担当にワゴン台車ごと渡します。
3.喫茶担当
食後のデザートの喫茶メニュー(パフェやスィーツなど)の注文が入れば作ります。お店によってはキッチンの仕事になりますが、筆者が働いているレストランではホールの仕事です。ちょっとしたパティシエ気分が味わえ楽しいです。
4.ドリンク担当
飲み放題のアルコールメニューやソフトドリンクなどの注文が入れば作ります。ソフトドリンクの飲み放題などは、サーバーがホールに設置されており、最近はお客様に自分で入れてもらうスタイルが多いですが、うちの店ではジュースサーバーが中に入っているので、ホールの仕事になっています。
以上の4つの仕事は、飲食店なら普通にある仕事ばかりです。キッチンがやるかホールがやるか、バックとして専属でやるかのちがいです。なので、飲食店のホールといえば、お客様への接客をイメージしがちですが、こういう裏でやる仕事もたくさんあることを知っておくとダブルワークの選択肢が広がるのではないでしょうか。
4.飲食店でどの仕事が1番きつい?
本業で疲れたあとにまだ働くダブルワークなので、同じ飲食店の仕事の中でも、少しでもラクな仕事をお探しかもしれません。答えから言いますと、「ありません」となります。
お客さんがたくさん来ている時間帯は、そのお店全体が忙しくなるので、どのポジションも忙しくなります。逆にお客さんが少ない時は、全員がひまをもてあますことになります。基本的に同じお店で働いている人の忙しさは、みんな同じです。
なので、「飲食店でダブルワークしてみたいけど、あまり忙しいのはさけたい」と言うかたは、人気店をさけてあまりお客さんが入っていないお店を選ぶしかありません。しかし、そのお店が適度に忙しいかなんて調べるのは難しいでしょう。面接で「適度に忙しいお店ですか?」なんて聞けませんし…(笑)あまりラクをしようと考えない方がいいです。
ダブルワークする時点で、飲食店にかぎらず、最初、体はきつく感じるでしょう。収入を増やすという目的のため、そして、あなたとあなたの家族のためにがんばっていきましょう。
5.まとめ
ダブルワークを考え中だが、「飲食店はキツイからやめておこう」と思われていた方、飲食店のイメージが少しは良くなりましたでしょうか。飲食店には、接客をしない仕事もあることがお分かり頂けたと思います。それでは、ダブルワークにおすすめ飲食店のポイントです。
・飲食店でダブルワークに向いているのは人目に触れないキッチン
・ホールでも接客しないバックの仕事はおすすめ
・飲食店の忙しさは仕事内容ではなく人気店かで決まる
筆者は、現役の飲食店のダブルワーカーであり2つのお店の経験があります。当記事は完全な自身の体験談になります。なので、すべての飲食店にあてはまる内容ではないことはご承知ください。
当然、面接に行かれたお店が、オシャレなイタリアンのオープンキッチンの場合は、人目に触れるキッチンになってしまいます(笑)。
当記事でお伝えしたいことは、「飲食店はキツイ」という先入観を持たないでほしい、ということです。著者も最初は飲食店はキツイという先入観を持っていたので、他の職種でダブルワークをやっていました。けれども、平日の昼間は本業なので、それ以外の空いた時間に上手くあてはまる職種が見つかりませんでした。そこで意を決して、飲食業を試してみると見事ライフスタイルにフィットしたのです。飲食店でも人目につかない仕事内容もあります。まずは、ダブルワークの選択肢を広げるためにも、今までスルーされていた飲食店の求人情報を1度のぞかれてみてはいかかでしょうか。
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