FXで損切りがなかなかできません。
なぜFXで損切りはしないといけないのでしょうか?
FXで損切りをしないと、どういう怖いことになるのか…
それでは、FXの利食いとあわせて損切りを見ていきます。
目次
1.利食いと損切り
FX初心者の方でも、おそらく、利食いと損切りの言葉の意味は何となく察しが付くのではないでしょうか。
利食いとは、未確定の含み益を決済して利益確定させることです。
損切りとは、損を承知の上で決済して損失確定させることです。
単純に日々トレードをしていて、最も嬉しい時は利食いの瞬間であり、逆に最も悲しい時は、損切りの瞬間です。
FXは自分が保有したポジションは上がるか、下がるかのどちらかしかありません。
FXは、エントリーしたポジションを保有した場合、必ず出口は2つになります。つまり、利食いで終わるか、損切りで終わるかのどちらかしかありません。まずは、このことをしっかり理解しましょう。
2.塩漬けは決してしてはいけない
ただ損切りについては、人によってはなかなか受け入れられない人もいるようです。
塩漬けとは、損失が出ているのに含み損を確定させずに先延ばしにし、損失を確定させないことです。
人間は、どういう心理状態になると、この塩漬けが発生してしまうのでしょうか?
何度も塩漬けをしてきた(笑)経験者からすると、
「もうちょっと保有していると反転して含み益に転じるかもしれない」
「損失になるはずはない…」など、
要するにひとことで言うと、あきらめがつかない心理状態です。
人間は、希望的観測に流されやすいところがあります。
FXも病気と同じで放置して悪化する前に早めに手を打たないといけません。
たとえば、デイトレードでは、その日のうちに損失を確定させることがルールなのに、含み損を受け入れられずに、ポジションを保有したまま翌日まで、決済を先延ばしにしてはいけません。
塩漬けした場合、翌朝、目をさますと、まあ間違いなく損失は拡大していますね。「反転してエントリーポイントまで相場が戻っていた」なんてことは、まず起こりません。最悪の朝をむかえることになります。
【結論】トレーダーは絶対に塩漬けしてはいけません。
何の根拠もない出口のないポジションは絶対保有しないことです。
最初は、含み損が出た時に損失をなかなか受け入れられないかもしれません。
トレードの経験を積み重ねて、しっかりと損切りができるようにしていきましょう。
3.小さく負けることがトータル利益につながる
コツコツドカーン!過去に利益を残せていなかった時がまさにこの状態です。
どういう状態かと言いますと、勝つ時はあまり大きく勝てないので、小さな利益を積み重ねていきますが、最後に塩漬けしてドカーンと大きく負けてしまい、トータルで損失で終わるイメージです。
もう一つ例を挙げます。
「4勝3敗でトータルでマイナス」と「3勝4敗でトータルでプラス」ならどちらがいいでしょうか。当然、答えは後者になります。
トレードで利益を残すためには、勝つことはもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは、損をできるだけ小さくすることを考えなければなりません。
最終トータルで利益を残していくために、是非、塩漬けせずに損切りを取り入れるようにしましょう。
4.まとめ
それでは、塩漬け厳禁、利食いと損切りで利益を残すのまとめです。
・塩漬けは絶対にしてはいけない
・損失をできるだけ小さくすることが大事
自分がエントリーしたポジションに、2つの出口しかないのは当たり前のことです。
どちらか言うと、利食いの出口はもう少し遅くして利大追求した方がいいのですが、早く出てしまいがちです。一方、損切りの出口は早く出て損小でおさえた方がいいのですが、遅く出てしまいがちです。
FX初心者のかたは、たえず利大損小を追求しながらトレードすることを習慣にしていきましょう。