FXのチャートにはどんな種類があるの?おすすめはどれ?
証券会社の数だけチャートがあるのではないでしょうか。
その中でもダントツのおすすめはMT4です。
それでは、FXの必須ツールであるチャートを見ていきましょう。
目次
1.チャートはどれにする?
FXで取引する上で欠かせないものがチャートです。チャートとは、過去から現在までの通貨ペアの値動きを価格と時間を軸としてグラフで表したものです。このチャートについては、FX会社がこぞって自社のオリジナルを出すことに力を注いで、差別化を図っているところです。しかし、チャートについては、いろいろ試してみて、自分に1番合っているものを選択して頂ければいいです。ただ、先で自動売買(EA)をしようかなと考えている方は、自由のきくMT4(メタトレーダー4)が適しています。
実際、3~4社の証券会社のチャートを使用したことがありますが、正直、どこもそれほど大差がない、というのが結論です。兼業でテクニカル分析してFX取引をされるレベルなら、どのチャートでも問題なく売買できます。私自身は、最終、MT4(メタトレーダー4)に落ち着きました。チャートはトレーダーは毎日利用するツールなので、自身がもっともしっくりくるFX業者のチャートを選んで下さい。
2.チャートは取引通貨で見る
それでは、具体的に「ドル円」の日足チャートで、どう読むかを見ていきましょう。(ちなみに、当記事でチャートを使って説明する時は、基本、MT4チャートですのでご了承ください。)
このチャートは、パッと見た感じグラフの線が下がっていることから、下降トレンドが発生していることが分かります。時間軸の変化とともに価格が下がっています。「ドル円」のチャートが下がっているということは、ドルが円に対して下降していることを表しています。つまり、「ドル安円高」ということになります。
このチャートの左側のグラフが一番高い所では、1ドルあたり114.35円を指していました。時間の経過とともに、このチャートの右側のグラフが一番低い所では、105.39円まで下がっています。結果的に、約9円下落しています。これは、実際の為替相場において、2017年10月頃は1ドル買うのに114.35円必要であったが、2018年2月頃は105.39円で買えるようになっています。つまり、円の価値が強くなっていることが分かります。
このように分析してもマチガイではありませんが、実際、トレードする時はちがう見方をします。ドル円チャートの場合は、ドルを中心に考えます。114.35円の時に、ドルが上昇すると判断したらドル円を買う戦略、ドルが下降すると判断したらドル円を売る戦略をとります。通貨ペアの左側の取引通貨でトレードの判断をしていく必要があります。
3.チャートはローソク足に慣れる
実際、MT4(メタトレーダー4)のチャート機能では3種類のチャート表示が可能です。
これらの3種類のなかでは、やはり、左端のローソク足がもっともなじみがあり主流であると言えます。形がローソクに似ており、日本で生まれたものと言われています。
表示させているのは、ユーロドル(EURUSD)の1時間足ですが、これは期間の設定を変えることで、「5分足」「15分足」「4時間足」「日足」といろいろな時間軸で区切って表示させることができます。トレードスタイルによって、表示させる時間足も異なってきます。デイトレードをメインにする場合なら、5分足、15分足、1時間足あたりを表示させて使用します。
次のバーチャートは、アメリカなど海外で使用されていますが、日本では、ほとんど使用されていないでしょう。
もう一つのラインチャートは、ニュースサイトなどで表示させているのを見たことはありますが、これも取引では使用しないでしょう。バーチャートとラインチャートは、私も実際のトレードでは使用したことがありません。
MT4(メタトレーダー4)のデフォルトでも、この3種類が選択できるようになっていますが、実際のところローソク足だけで十分です。なので、こんな種類があるのかいう知識レベルで大丈夫です(笑)。取引をする上では、様々な情報を教えてくれるローソク足を使用することになると思うので、まずは、ローソク足に慣れ親しんでいきましょう。
それでは、おすすめチャートのMT4(メタトレーダー4)とは何か、どのように使えばいいのかを説明していきます。
4.MT4(メタトレーダー4)は高機能なチャートソフト
MT4(メタトレーダー4)とは、ロシア製のチャートソフトであり、世界中の証券会社やFXトレーダーから支持されている人気のソフトです。EAをセットすれば自動売買も可能になり、優秀で高機能なトレーディングソフトと言えます。非常に使い勝手もよく、いろいろなチャート機能が付いているので、世界中のトレーダーから愛されている人気のFX取引ソフトです。
MT4からの回し者でもなんでもありませんが(笑)、チャート選びに迷われている方は、どうぞMT4(メタトレーダー4)を試してみて下さい。MT4(メタトレーダー4)は、海外のFX業者ではほとんどで採用されているソフトです。しかし、国内のFX業者は独自のチャートを開発しており、MT4(メタトレーダー4)を採用しているところは少ないです。
MT4(メタトレーダー4)に限らず、どのFX業者のチャートでも、たくさんのテクニカル指標を備えています。しかし、たくさんありすぎるテクニカル指標(インジケーター)は、ごく限られたモノしか使用していないのが現状です。兼業でFX取引をする場合、おそらく、使用するテクニカル指標は限られてくるはずです。それでも、トレードは十分できますので安心して下さい。
個人的に過去を振り返ってみると、MT4(メタトレーダー4)使い始めたきっかけは、最初、FXを学んでいた本や教材のチャートが当たり前のようにMT4(メタトレーダー4)だったからのような気がします。それと、苦い経験しかない自動売買(EA)もMT4(メタトレーダー4)での運用が前提であった、というのもあります。
MT4(メタトレーダー4)は、FX初心者の方も使いこなせるようになっておいて損はないでしょう。
5.効果のあるデモトレードのやり方【体験談】
FX初心者の方は、リアルトレードする前にやって頂きたいことがあります。それは、デモトレードです。
どんなチャートソフトでもそうですが、最初は、操作が難しいのでは?と思われるのではないでしょうか。しかし、安心してください。他社のチャートソフトやMT4(メタトレーダー4)には、デモトレード機能があります。やはり、FX初心者の方は、最初からリアルトレードでお金を動かすのは抵抗があるかもしれません。そこで、デモトレードでトレード体験ができます。チャートソフトの画面の基本操作を覚える意味でも、デモトレードはおすすめです。というか、デモトレードでまず練習しましょう。
但し、デモトレードをやる上での大事な注意点が2つあります。
1.本番さながらにやること
たとえば、リアルトレードでは15分足の短期売買をしようと考えているのに、デモトレードだからと言って日足の長期売買をしないことです。デモトレードでつかんだ売買の感覚が、リアルトレードでまったく活かせない結果になります。デモトレードといえど、気を抜かずにリアルトレードの環境を想定して真剣にやるべきです。デモトレードで勝てた経験は、リアルトレードをする時の自信につながります。
2.リアルトレードと同じ運用資金に設定すること
リアルでの運用資金を10万円で考えているのに、デモトレードだからといって、いきなり300万円で開始しないことです。デモトレードでは、仮想の残高を設定するので、自分の好きな金額に設定できます。デモトレードで決済した時の利益と損失額がリアルトレード時と大きくかけ離れていると、緊張感がなくなります。
たとえば、ドル円(1ドル=100円)を0.1LOTで売買した場合、10PIPSの損が確定した時の損失額は、運用資金10万と300万では、△1,000円と△30,000円の違いです。実際、10万円で取引をして1回の売買で△30,000円の損失を出せば、資金の30%を失うことになります。ギャンブラーでないかぎり、こんなトレードはしません。なので、架空の損失額では、緊張感がなくなりますので、絶対に自分がリアルで考えている資金額に設定するように注意しましょう。
FX初心者の方は、あなたがリアルトレードで考えている運用資金や投資スタンス(長期や短期など)で、デモトレードで経験を積んでいくことが大切です。
6.まとめ
それでは、FX初心者向けのチャートのまとめになります。
・チャートをどれにするか迷う方にはMT4がおすすめ
・デモトレードはリアルトレードと同じ環境で本番さながらにやる
FX業者はみな競って、独自のチャートツール開発の力を注いでいます。その宣伝にあまり振り回されないように注意してください。どこも機能的には似たりよったりなので、<sどれを選んだからといってトレードの勝ち負けにはあまり影響しません。それよりも、経験からMT4がおすすめな理由が1つあります。FX初心者のかたが、いろいろ勉強されて自動売買(EA)や情報商材で勉強された時に、MT4ならそれらのシステムやツールを導入してチャート上で稼働させることができます。FX業者の独自開発されたチャートには導入不可の場合がほとんどです。
チャートソフトとしての機能が充実しているのはもちろんのこと、先でFXの売買手法の可能性を考えて想定した上で、MT4はおすすめなチャートです。是非、FX初心者のかたは、ご検討してみてはいかかでしょうか。
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