いまさら聞きにくいが、ビットコインの通貨単位ってなに?
仮想通貨(暗号資産)にまったく接してきていない方の中には、通貨単位についてご存じない方もおられるでしょう。
なので、仮想通貨(暗号資産)の主軸通貨のビットコインの通貨単位についてまとめておきましょう。
目次
1.ビットコインの通貨単位はBTC(ビーティーシー)
ビットコインも仮想通貨なので、円やドルの法定通貨同様にちゃんと通貨単位があります。ビットコインの通貨単位は「BTC(ビーティーシー)」と呼びます。通常「3BTC」のように数字のうしろに単位をつけて表すことが多いです。
日本ではあまり見かけませんがもう1つあります。海外の金融メディアなどでは、「XBT(エックスビーティー)」と表しているところもあります。
通常、通貨単位の表示では、先頭の2文字は国を表わします。
たとえば、「US」DのUSは米国を、「JP」YのJPは日本をそれぞれ表しています。
FXの通貨ペアで紹介しているので参考にどうぞ。
そして、さらにいうと、管理が国でないものについては、先頭をXにしています。
たとえば、金(ゴールド)はXAU(AUは金の元素記号)、銀(シルバー)はXAG(AGは銀の元素記号)がそれぞれの単位です。
話が少しそれましたが、仮想通貨(暗号資産)も当然、たくさんの通貨単位があります。まずは、メインのビットコインのBTCからなじんでいきましょう。
2.ビットコインの補助単位mBTCとは
2019年9月現在、1BTCは100万円前後を推移しています。実際取引する場合、なかなか1BTCから、と気軽に購入できる価格ではありません。
2017年の4月頃は、1BTC10万円前後でしたので、すでに10倍になっています。仮想通貨1回目のバブルの2017年の12月頃には、一時的に200万を超えていましたので20倍超まで上昇していました。そして、今後さらなる価格上昇も見込まれているのが現状です。
そう考えると、日常で取引する場合は、もっと小さな単位の方が便利な気もします。実際、BTCの補助単位として、「mBTC(ミリビーティーシー)」というのもあるにはあります。
「1mBTC=0.001BTC」になります。今のビットコイン価格でいくと、1mBTCは1,000円前後(2019年9月現在)という計算です。
確かに「mBTC」は生活感のある単位ですが、実際の取引上ではほとんど使わずに、0.01BTC購入しているのが現状です。
なので、ビットコインの通貨単位は現実的には「BTC」を使っていきましょう。
3.ビットコインの最小単位Satoshi(サトシ)とは
実は、ビットコインにはそれ以外にも通貨単位が存在するのです。それは、ずばり、「Satoshi(サトシ)」です。「mBTC」より小さいビットコインの最小単位になります。
「Satoshi」って、なんか人の名前みたいと思われた方がおられるかもしれませんが、人の名前で正解です。
ビットコインの考案者サトシ・ナカモトに由来しています。
「1Satoshi=0.00000001BTC」ととんでもなく小さい単位です。仮に1BTC=100万円の場合、1Satoshiは0.01円です。
つまり、「Satoshi」は「BTC(ビーティーシー)」の1億分の1の単位になるわけですね。途方もなく小さく実感のわかない単位です。
4.Sotoshi(サトシ)の単位はいつ使われるの?
「Satoshi(サトシ)」はどんな場面で使われるのでしょうか。
1BTC(ビーティーシー)」未満の数量をビットコインをあらわす時に用いられることがあります。
たとえば、取引所では、ビットコインの入出金できる最低の量というのが決められています。その時に、「○△Satoshi以上」と書かれているのを見たことがあります。
しかし、小数点以下の数字に「BTC(ビーティーシー)」をつけてあらわしている方が圧倒的に多いのが現状です。つまり、現段階では、この「Satoshi」という最小単位は、取引所の実際の送金で見かけることはありません。
今後、ビットコインの価格が上昇すれば、Satoshiがビットコインの単位として使われる可能性も出てきますので、期待していきたいところです。
5.まとめ
それでは、ビットコインの通貨単位のまとめになります。
・1BTC=1000mBTC=100000000Satoshi
・小数点以下の数字でもBTCをつけているのが
現状は実際に取引をしていて、「mBTC」と「Satoshi」の単位を見かけることはほとんどありません。ビットコインの単位は「BTC」の1本で捉えていいでしょう。
将来的に、ビットコインの価値が上昇し、Satoshi(サトシ)が今以上に使われる世の中になることを大いに期待していきましょう。