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【FX初心者向け】保ち合い相場はブレイクを待って方向性を見極める

投稿日:2019年2月9日 更新日:

トレンドラインと水平ラインを引くことで相場の方向性が見えてきますが、相場は上昇トレンド、下降トレンドと横ばいばかりではありません。

相場が上昇せず下降もせず保ち合い状態になっているのを見たことがありませんか?

ここでは、トライアングルフォーメーション(保ち合い)の場合に、トレンドラインを引くと何が分かるのかをお伝えしていきます。

ブレイク 保ち合い

トレンドラインには主に2種類ありますということで、平行に引くパターンを3つ紹介しました。

次に、非平行なラインを見ていきます。
一般的には、トライアングルフォーメーション(三角保ち合い)と言われています。

上昇トレンドラインや下降トレンドラインであれば、平行な2本のトレンドラインが相場の方向性を示してくれていますが、2本のトレンドラインが非平行なトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)の場合は、相場の方向性が分かりません。

つまり、買いと売りの相場の圧力が拮抗しているので、2本のトレンドラインは、先で交わるように引くことになります。そして、交わったところで価格が一定になるということはないので、買いか売りの圧力の強い方向に価格はブレイクしていきます。

非平行なトレンドラインの場合、相場の方向性は、ブレイクするまで分かりませんが、ブレイクを待って方向性に乗る準備をすることができます。

それでは、非平行に引く3つのパターンを見ていきます。

 

目次

1.上昇三角形型(強気の三角保ち合い)

高値は横ばいで安値が切り上げている場合は、トレンドラインは平行にはならずに、だんだんと収縮していく三角形になります。つまり、時間の経過とともにトレンドラインが交わり終点ができます。

上昇三角形のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)を図に書くとこのようになります。

上昇三角形型のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)は、次のように分析することができます。

【上昇三角形型から分かること】

買いの方が売りより若干強い、買い売り拮抗している状態である
・いずれ上昇方向にブレイクする可能性が高い(絶対ではない)

戦略的には、買いの圧力が強く上昇方向にブレイクするのを待ってエントリーするのがいいです

上げ方向へいったんブレイクした場合は、一気に利益になる可能性が高くなりますポイントは、ブレイクする方向に乗っかることを意識することです。重要なのは、まちがってブレイク方向と逆にエントリした場合は、すぐに損切り撤退することです。損失が一気に膨らむ前に逃げてください。

 

2.下降三角形型(弱気の三角保ち合い)

安値は横ばいで高値が切り下げている場合は、トレンドラインは平行にはならずに、だんだんと収縮していく三角形になります。つまり、時間の経過とともにトレンドラインが交わり終点ができます。

下降三角形のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)を図に書くとこのようになります。

降三角形型のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)は、次のように分析することができます。

【下降三角形型から分かること】

売りの方が買いより若干強い、売り買い拮抗している状態である
・いずれ下降方向にブレイクする可能性が高い(絶対ではない)

上昇三角形の逆パターンで、戦略的には、売りの圧力が強く下降方向にブレイクするのを待ってエントリーするのがいいです

下げ方向へいったんブレイクした場合は、一気に利益になる可能性が高くなります。ポイントは、ブレイクする方向に乗っかることを意識しましょうまちがってブレイク方向と逆にエントリした場合は、すぐに損切り撤退しましょう

 

3.対称三角形型(均衡の三角保ち合い)

高値が切り下がり安値が切り上がっている場合でも、トレンドラインは平行にはならずに、だんだんと収縮していく三角形になります。これも、やはり時間の経過とともにトレンドラインが交わり終点ができます。

対称三角形のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)を図に書くとこのようになります。

上昇三角形型のトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)は、次のように分析することができます。

【対象三角形型から分かること】

買い売り拮抗している状態である
いずれどちらかにブレイクする可能性が高い

戦略的には、どちらにブレイクするか分かりませんが、ブレイクした方向に乗っかるようにして下さい。ここでも重要なのは、まちがってブレイク方向と逆にエントリした場合は、すぐに損切り撤退することです

いずれの3つの場合も共通しているのは、2つのトレンドラインが収縮していっている状態ということです。
つまり、買いと売りの圧力が拮抗していて価格があまり動かない状態でのエントリーは控えた方がいいです。エントリーした方向と逆方向にブレイクした時は、損失が一気に膨らむことになるからです。

しかし、一般的には、トライアングルフォーメーション(三角保ち合い)の終点から、価格は上下のどちらかに大きく動くことが多いです。また、この価格の保ち合い期間が長ければ長いほど、相場のエネルギーをため込んでいるので、大きくブレイクしていきます。つまり、大きく利益に変えることができるチャンスと言えます。

トレンドラインが非平行なトライアングルフォーメーション(三角保ち合い)では、価格がブレイクするのを待って、相場の方向性を見極めてからのエントリーするように心がけましょう。

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