移動平均線って何?
実際のトレードでは移動平均線から何が分かるの?
FX初心者の方も、テクニカル分析でトレードする場合に「移動平均線」について、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そんな超有名な移動平均線について、お伝えしていきます。
目次
1.移動平均線
FXテクニカル分析の王道である移動平均線を見ていきます。移動平均線とは、相場の価格動向を平均化して、トレンドの方向性をつかむためのテクニカル指標です。
移動平均線は、テクニカル指標の基本と言われており、通称MA(MovingAveregeRine)とも言われています。
200日線や10日線など、いろいろな期間で使用できますが、一般的によく使われる計算期間をあげてみます。
【日足】 ⇒ 5日 10日 25日 75日 100日 200日
【週足】 ⇒ 13週 26週 52週
個人的には、デイトレで10MAをよく使用していますが、どの計算期間がいいわるいではなく、いろいろ試してみて自分のトレードスタイルに合った計算期間を見つけていきましょう。
2.移動平均線から分かる6つのトレンド勢い
移動平均線は、FX初心者の方にもとっつきやすく、とても使いやすいテクニカル指標です。
基本的には、移動平均線が上方向に傾いたら上昇トレンドが発生、下方向に傾いたら下降トレンドが発生している可能性があります。
具体的に6つのパターンを見ていきます。上昇トレンドと下降トレンドで、それぞれ3つずつあります。
1.上昇トレンド継続
移動平均線の傾きがきれいな右肩上がりであるので、上昇トレンドを形成中と言えます。日足の終値が波を形成しながら上昇していると判断できます。
2.上昇トレンドの加速
移動平均線の傾きが緩やかな上昇から急上昇に転じ、上昇トレンドの勢いが増していると判断できます。選択する時間足の違いにより若干傾きが異なってきますが、上昇の勢いが強くなっているのが分かります。
3.上昇トレンドの減速
移動平均線の傾きが急上昇から緩やかになってきており、上昇トレンドの勢いがなくなってきたと判断できます。上値が重くなってきていることが、移動平均線の傾きだけで分かります。
4.下降トレンド継続
移動平均線の傾きがきれいな右肩下がりであるので、下降トレンドを形成中と言えます。日足の終値が波を形成しながら下降していると判断できます。
5.下降トレンドの加速
移動平均線の傾きが緩やかな下降から急下降に転じ、下降トレンドの勢いが増していると判断できます。選択する時間足の違いにより若干傾きが異なってきますが、下降の勢いが強くなっているのが分かります。
6.下降トレンドの減速
移動平均線の傾きが急下降から緩やかになってきており、下降トレンドの勢いがなくなってきたと判断できます。
普段から表示させている移動平均線の傾きを見て、相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのか、またトレンドの勢いが強いのか、弱いのかを判断できるようになりましょう。
トレードの売買判断するためにも、移動平均線の傾きの変化がしっかりと捉えられるようになりましょう。