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基礎知識

FXの証拠金 余裕資金 強制ロスカットの関係がスッキリ分かる

投稿日:2019年4月9日 更新日:

FXの証拠金ってなに?余裕資金ってなに?
それぞれどんな関係があるの?
一見する似たような言葉ですが、トレードしていく上で両者の違いをしっかりと理解しておかなければなりません。
それでは、まず、証拠金と余裕資金について説明していきます。

証拠金 強制ロスカット

1.FXには証拠金が必要

証拠金とは、FXトレードする時に最低限必要な担保金のことです。
FXは、『外国為替証拠金取引』とよばれ、預け入れした証拠金の何倍もの大きな金額を取引することができる金融商品です。
なぜ、証拠金の数倍もの取引ができるのでしょうか。

FXは、買いでも売りでもエントリーできます。そのエントリーしたポジションに対して、売り戻しか買い戻しによる決済を行う必要があります。その時、エントリー時と決済時の差額分だけの資金があれば取引が可能です。つまり、事前に証拠金を預け入れておき、その範囲内で取引を行うのがFXの仕組みになります。証拠金がなければ、FX取引はできないことになりますが、証拠金の額は、自分のよゆうある範囲で自由に設定することが可能です。FX会社によっては1万円からでも取引開始できますので、気軽にFXを開始することができます。

 

2.証拠金は必要証拠金と有効証拠金に分ける

証拠金は、さらに、必要証拠金有効証拠金に分けることができます。
まず、必要証拠金とは、取引単位ごとに必要となる最低金額のことです。有効証拠金とは、口座に預けている証拠金に売買損益も加味した資金全体のことです。

たとえば、資金10万円で(1ドル=100円の時)、1万通貨(100万円)をレバレッジ25倍で買いポジションを持つケースを考えてみましょう。
100万円÷25=4万円となり、必要証拠金は4万円となります。
4万円あれば25倍の100万円の取引ができることをイミしています。その後、1ドル=98円に下がった場合、1万通貨×2円=2万円の含み損が発生することになります。
この時、10万円(口座に預けた証拠金)-2万円(含み損)=8万円となり、この8万円が有効証拠金になります。
イメージとしては、取引時にロックされる資金が必要証拠金となります。その必要証拠金に売買損益を加減した全ての資金が有効証拠金になります。ややこしいですが、FX初心者の方は、言葉のイミを理解していきましょう。

 

3.余裕資金ってなに

もう1つおさえておきたい言葉が余裕資金です。
FXの余裕資金とは、口座に預け入れているお金から必要証拠金としてロックされたお金を差し引いた残高のことです。

先ほどの例でいくと、余裕資金はいくらになるか見ていきます。4万円は取引に必要なので、この金額が担保金、すなわち必要証拠金ということになります。そして、残りの6万円が余裕資金になります。
式に表すと次のようになります。
10万円(口座に預けた資金)-4万円(0.1ロットをレバレッジ25倍で取引する場合に必要な証拠金)=6万円(余裕資金)
このケースでは、取引中は、必要証拠金の4万円はロックされていて動かせない状態です。余裕資金の6万円は、値動きにさらされて常に変動している状態です。この必要証拠金と有効証拠金、余裕資金の関係をしっかりおさえましょう。

FX取引では、勝ちトレードの場合は、余裕資金に利益分が加算され増加するので有効証拠金が増加します。負けトレードの場合は、余裕資金から損失分が減少するので有効証拠金も減少します。用語をきちんと覚えなくても、必要、有効、余裕という言葉の本来のイミと一致していますので、イメージでとらえれば大丈夫です。このレバレッジをきかせて証拠金を自分で調整でき、小さな資金で大きな金額を取引できるのが、FXの最大の魅力と言えます。

 

証拠金維持率 強制ロスカット 

それでは、必要証拠金、有効証拠金、余裕資金と下準備ができたところで、こわーい強制ロスカットのお話していきます。
強制ロスカットって何??と、身構えなくても大丈夫です。
はい。あなたの必要証拠金が一定水準に以下になると、自動でポジション決済されてしまうこわーい仕組みです(笑)
強制ロスカットを理解するには、あと1つ理解してほしい言葉があります。それが、証拠金維持率です。では、証拠金維持率とからめて強制ロスカットを見ていきましょう。

 

4.証拠金維持率と強制ロスカットの関係

それでは、今まで説明した内容をすべて図にして上で、証拠金維持率について説明します。

証拠金維持率
上のケースでは、最初、必要証拠金は4万円、有効証拠金は10万円でスタートしました。
この時点の証拠金維持率は、10万円÷4万円×100=250%です。
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことです。
式で表すと、証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100 となります。2万円の含み損が発生した時点で、証拠金維持率は、(10-2)万円÷4万円×100=200%となり、50%低下しています。

この証拠金維持率は、FXトレードする場合には、特に注意しなければなりません。なぜなら、この証拠金維持率が、一定の数値より割り込むとFX会社によって強制的に決済が行われる「強制ロスカット」が発動されてしまうからです。強制ロスカットとは、ポジションの含み損が一定水準に達すると、更なる損失拡大を防ぐためのFX会社の自動決済機能です。法律でも義務づけられている大変ありがたい仕組みです。こわーい仕組ではなかったですね(笑)。

しかし、自分の設定した損切りラインを待たずに決済されてしまうこともあるということです。この強制ロスカットは、自分の意志に反する決済なので何としても避けなければなりません。戦略上、本来であれば、ポジションを保有していれば利益を狙えるチャンスを失ってしまうことになります。また、資金をめいっぱい使ってトレードすると、わずかな値動きでも強制ロスカットに引っかかりやすくなります。FX初心者の方は、強制ロスカットの仕組みを理解して、強制ロスカットされないように注意しなければなりません。

 

強制ロスカット対策

5.強制ロスカットされないための方法【体験談】

強制ロスカットを防ぐには、資金にゆとりを持たせるのが有効な手段と、FX会社のサイトによく書かれています。あるイミ当たり前ですねー。潤沢な投資資金があって、普通に資金管理を行っていれば、まあ強制ロスカットのお世話になることはないでしょう。

最近、強制ロスカットされることはなくなりましたが、悪い例として、過去の体験談をまじえた対策をお話しします。
当時は、まず、『投資資金が10万円と少ない上に、ポジポジ病にかかっていた』、という条件がそろっていました。資金10万円くらいだと、ある程度の含み損でも強制ロスカットされないためには、ドル円だと0.1ロットくらいのポジション保有におさえないといけません。
(国内レバレッジ25倍の場合)。それなのに、ポジポジ病のため、もう1つポジションを増やして0.2LOTで取引したりしていました。そうすると、一時的に含み損が少し増えただけで必要証拠金が足らなくなり、強制ロスカットにあっていました。

「レバレッジが低いから、ポジションを増やせないんだー。ヨシ、レバレッジ200倍の海外口座に変えよう」、というとんでもない解決策を考え出しました。結果はというと、さらに保有ポジションが増えた分、損失も増えてしまいました。その時は、まだ。ポジポジ病を発症していることにすら気付いていない状態でした。資金管理もできておらず、平気で1回のトレードで資金の10%の損失を許容するトレードをしていました。資金管理で最重要の損切り設定も、したりしなかったりという状態でした。

自身の体験談から、強制ロスカットを防ぐには、潤沢な資金を入れることではなく、しっかりとしたマネーマネジメント(資金管理)をすることです。つまり、確実に損切り設定をし、1回のトレードでの損失額を限定することです。マネーマネジメント(資金管理)さえ、しっかり
できていれば、まず強制ロスカットされることはないでしょう。FX初心者の方は、あらためて、マネーマネジメント(資金管理)の重要性を再認識していきましょう。

 

6.まとめ

それでは、FX初心者向けの証拠金と強制ロスカットのまとめになります。

・FXは証拠金だからといって、レバレッジをかけすぎない
・勝ちトレードは余裕資金を増加させ、負けトレードは余裕資金を減少させる
・証拠金維持率をキープし強制ロスカットをさける
・強制ロスカットを防ぐには、確実な損切り設定と1回のトレードでの損失額を限定する

FX取引をしていけば専門用語などもたくさん出てきます。当然、それらのイミを覚えて理解していく必要はあります。けれども、まずは、この記事で説明したとおり、FXが証拠金取引であるゆえのメリットや魅力を十分に感じてほしいです。FX初心者の方でも少額資金、FX会社によっては1万円からでも取引開始できます。正直、強制ロスカットなんかも経験しながら、自分の資金量では、これ以上のポジションを保有できないな、ということを学習していけばいいと思います。必要最低限な知識を頭に入れたら、あとはFXトレードの実践あるのみです。

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  1. […] けて投資資金を減らしても、すぐに資金を取り戻せると簡単に考えていました。しかし、必要証拠金だけ残るくらいまで損失を出してしまうと(=余裕資金がなくなってしまうと)、スタ […]

  2. 【FX初心者向け】強制ロスカットにご用心! – KOGANEMO より:

    […] 証拠金は、FX取引する時に必要な担保金という説明をしましたが、もう少し詳しく説明していきます。 […]

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