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資金管理

FX資金管理は超重要!損切りは必要経費であると心得る

投稿日:2019年4月30日 更新日:

FXで損切りは必ずしないといけないのでしょうか?
損切りすると損切り貧乏でどんどん資金が減っていくのでは?
損切りに対してなかなか受け入れられない人も多いはずです。
FXで重要な資金管理とからめて、損切りをみていきます。

 

損切り 必要経費

 

目次

1.FX損切りはしないといけないの?

トレードをする上で必要なのはロジックになります。いわゆる自分のトレードルールの確立が必要になります。しかし、そのロジック以上に大事なものがあります。それは、資金管理(マネーマネジメント)です。投入した自己資金をきっちりと管理できないと、たとえ勝てるロジックでトレードしていても、負ける結果になってしまいます。

そして、資金管理(マネーマネジメント)で最も重要なのは、ずばり、「損切り」です。損切りとは、保有しているポジションが含み損を抱えている時に、自ら決済して損失額を確定させることです。

「なんだぁ~、損失の確定か」なんて軽く考えてはダメです。

「損切りしたけど、結局、元のレートに戻った、損切りしなければ良かったー」
「損切り幅を狭く設定しているので、すぐに損切りにかかり損失がふくらんでいく、損切り貧乏やー」
損切り設定したが途中で損切りを外してしまう

そしたら、今度は暴落の波に飲み込まれて、一気に損失拡大…なんてことになってしまいます。本当にほんとうに、これまで正しい損切りができずに、どれだけ損失を出したか分かりません…(泣)

【結論】損切りは絶対しないといけません!

FX初心者の皆さんも、損切りは絶対しましょう。

 

2.損切りは必要経費と割り切れるかがポイント

日本人トレーダーは、「損切り」することを躊躇して負けてしまう人が多い、と言われます。損切りは、絶対しないといけないと結論を出しましたが、なかなかできない人はどのように損切りに向き合えばいいのでしょうか?

「損切り」は、トレードする上での必要経費であると割り切って考えることが必要です。世の中なんでも経費というものはかかるものです。

たとえば、個人事業でも確定申告をする時は、必要経費を計上することが認められています。つまり、事業として儲ける場合は、必ず必要経費は発生するものという考えが前提にあります。FXの場合も全く同じです。逆に、必要経費をかけずに儲けようとする方が、考えが甘いと言えます。

ただ、FXの場合はスキルが上がり上手くいけば、経費ゼロでいける可能性だってあるのですから、まずは、損切りは勝つための必要経費と割り切りましょう

そして、もう1つ、「損切りを出すのがこわい、もったいない」という感覚は捨て去りましょう。FXでは、目先の損失にとらわれることなく、トータルで利益を残すことを考えないといけません。相場が自分の予想と逆に動いた場合は、きちんと損切りすることが大切です。そうしないと、損失額はズルズルと膨らんでしまうリスクがあります。

損切りした後のことを想像してはダメです。たとえば、損切り後、すぐに元のレートに戻るのではないか…などです。むちゃくちゃ腹立つパターンですが(笑)(これが、本当にしょっちゅう起こります)どんな結果になろうとも、損切りは必ず実行するべきです。完全に必要経費として割り切る考えが必要です。損切りすることを、自分のルールとして機械的にやりきることが重要です。

FX初心者の方は、少額の低レバレッジ取引で、損切りを何度も経験して(決して損切りをすすめているわけではありませんが…(笑))割り切るという感覚を身につけてしまいましょう。

 

マネーマネジメント 損失額
FXでは、資金管理(マネーマネジメント)をしっかりしていないと、為替市場から退場させられる可能性があります。きちんと損切り設定をし、1回のトレードでどれだけの損失まで許容するかを決めてからトレードしないと、1回のトレードで資金の大半を失いかねない、ということです。
それでは、FXでとても重要な資金管理(マネーマネジメント)をくわしく見ていきます。

 

3.FXで最重要は資金管理(マネーマネジメント)

損切りのところでも触れましたが、FX投資で最も重要なのは資金管理(マネーマネジメント)です。

資金管理(マネーマネジメント)をきちんとしておかないと、投資資金を増やすためにFXを始めたのに、結果的に、お金を減らすためにFXを始めたのかという状況になりかねません

FXを始めた頃、資金管理(マネーマネジメント)なんて言葉を知らない頃は、負けて投資資金を減らしても、すぐに資金を取り戻せると簡単に考えていました。しかし、必要証拠金だけ残るくらいまで損失を出してしまうと(=余裕資金がなくなってしまうと)、スタート地点の投資資金まで回復させるのはとても難しい、ということを痛感しました。

資金管理(マネーマネジメント)を行わずに、ポジションを増やし、どんどん資金をつぎ込んでしまい負けが重なると、あっという間に為替市場から退場させられてしまいます。自身も何回も市場から退場させられ、何回も資金をためて市場に入り直してます。これは、はっきり言ってムダです

FX初心者の方は、トレードを行う前に、自分の投資資金を把握し、1回のトレードでリスクをどれだけ許容するのか、資金管理(マネーマネジメント)をしっかり行いましょう

 

4.1回のトレードの損失額はいくらまでにするべき?【経験談】

それでは、1回のトレードでどれくらいの損失額を許容すればいいのでしょうか?

さすがに1回の売買で全資金を投入するギャンブラーはいないと思いますが、個人が失っても痛くないと感じる損失額でトレードするべきです。失っても痛くないっていくらなんだ、と思われるかもしれませんが、ここは、個人のふところ具合やどれだけ我慢できるか(笑)個人差があるところです。

一般的に、資金管理(マネーマネジメント)の基本として、2%ルールがあります。2%ルールとは、1回のトレードにおける損失額をあなたの投資資金の2%までにおさえる資金管理方法です。経験上は、資金の2~3%くらいの損失額が許容範囲かなという感覚です。

なかには、「私は20%まで許容できる」というツワモノの方がおられるかもしれませんが、それは、残念ながら資金管理(マネーマネジメント)とは呼びません。ギャンブラーですね(笑)。

トレードは1日で終わりではありません明日以降も相場に向き合い、FXを続けていくのであれば、1回の損失額は、次の日のトレードに悪影響を及ぼさない程度にとどめることがとても重要です

あなたが決めた1回の損失額で何回戦えるか、考えてみてください。
先ほどの2%ルールなら、全資金がなくなるまで50回売買することができます。仮に、もっと損失額を抑えて1%にすれば、100回勝負できます。

5%なら、20連敗すると市場から退場になります。20連敗はしないとしても、5%というマネーマネジメント(資金管理)では、遅かれ早かれ市場から消える運命です

自分に最適な損失額ルールを決めて、しっかりと資金管理(マネーマネジメント)を実践していきましょう。

 

浅い損切り 深い損切り

 

5.浅い損切りと深い損切りの使い分け【やや応用レベル】

資金管理で、1回の損失額を投資資金の何%までにおさえるという方法をお伝えしました。しかし、これは、いったん2%に決めたら2.8%になってはダメなのかというと、そういうわけではありません。

たとえば、トレンド相場でエントリーした時に、順張りと逆張りでは損切り設定が違ってきます。つまり、勝つ確率が高い時は損切りを深めに、負ける確率が高い時は損切りを浅めに、することもできます。

まず、順張りトレードの時は、深い損切りを行う方がいいです

たとえば、上昇トレンド相場の時は、相場の方向性は上を向いていますので、トレンドは継続するというシナリオが描けます。上昇するといっても、相場は上げ下げしながら上昇していきます。その上昇過程で、浅い損切り幅で設定していたら、上昇途中の少しの下落で小刻みに損切りにひっかっかり、結果的に、損切り貧乏になってしまいます

逆に、逆張りトレードの時は、浅い損切りを行わなければなりません

なぜなら、相場の方向性に逆らってエントリーしている時点で、損切りになる可能性が高い前提でトレードしているので、損失幅は浅く限定する必要があります

順張りと逆張りで、損切り幅を調整するということを意識してみて下さい。FX初心者のかたは、まず、資金管理で損切り設定を習慣化することを優先的に取り組んでいきましょう。

 

6.定額ピップス幅での損切りは無意味

ネットや本で、定額ピップス幅で損切りする方法が紹介されるの見かけますが、これはやめた方がいいです。たとえば、「エントリーポイントからマイナスが30ピップスになったら、損切りしましょう」というものです。30ピップスという数字に何の意味もないからです。

それでは、やめるべき2つの理由を説明します。

理由1)エントリー状況を無視しているから

相場が絶えず変動している中で、その人のエントリー状況を無視してマイナス30ピップスと損切り幅を固定してしまうことに、何の意味もありません。30ピップスの損失が、その人の投資資金の5%超えていたらダメですし、逆張りならもっと浅く10ピップスに設定した方がいいかもしれません

理由2)損切りには根拠があるから

みなさん、自分のトレードルールでエントリーします。そして、自分の描いたシナリオが崩れた時に、早期に相場から撤退するために損切りを行います。たとえば、2%ルールなら損失が2%に達した時点で、30ピップス関係なく決済です。また、上昇トレンドを見込み「買い」でエントリーしたのに、直近の高値を更新できずに、安値を更新した場合です。トレンド転換している可能性があるので、損失額を拡大させないためにも、30ピップスを待たずに早期にポジション決済する方がいいです

相場が1分1秒変わっていくものである以上、損切りも定額ピップス幅で機械的に行うのではなく、相場に合わせて調整することを意識していきましょう。

 

7.まとめ

それでは、FX初心者にとっての資金管理と損切りのまとめになります。

・FXでは資金管理を毎回絶対する
損切りは必要経費とわりきる
・1回のトレードでの損失額を決める
1~3%が許容範囲
・順張りの時は深い損切り、逆張りの時は浅い損切り
定額ピップスの損切りは無意味なので絶対しない

今回の記事で書いたことを、FX初心者のかたが実践できるようになるには、正直時間がかかります。しかし、FXを副業として長く続けていくには、資金管理は最重要です。まずは、知識として頭で理解することが大事です。そして、実際のトレードで毎回忘れないように実行することです。「トレードする時の注意事項」として、自分なりにまとめておき、トレードする前に読み直すようにすればうまくいきます。おそらく、初心者のかたもできるはずです。

ここで重要なのは、毎回徹底して実行できるかどうかです。そこは、人間なので「魔がさす」ことがあります。たとえば、50回損切りをできていたのに、51回目に「今回は絶対大丈夫」と確信をもって損切りを外した、とします。すると、相場が急落して、たった1回の損失で50回分のコツコツためてきた利益がぜんぶ吹き飛ぶ、という結果になります。極論のように聞こえますが、これを何度も経験しています。なので、資金管理は毎回絶対しなければなりません。1回たりとも損切りを外してはいけません。これだけ、頭で理解できていても、実際トレードしていると、
魔がさしてしまうので人間です。FX初心者の皆さんも、まちがいなく「魔がさす」でしょうから(笑)、失敗を繰り返しながら、資金管理が完ぺきにできるトレーダーを目指していきましょう。

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