FXで勝ち続けていく人は、どんな習慣を持っているのだろう?FX初心者の方は、そのような疑問をもたれているかもしれません。サラリーマンや主婦の方が、副業でFXをして勝ち続けていくために取り入れてほしい習慣について、経験上「ぜひこれは」というものをお伝えします。中には、実践するのが難しいと感じるものがあるかもしれませんが、勝つために是非取り入れてほしい5つの習慣をお伝えします。
目次
1.少ない時間でも毎日FXの学習を続ける
日本人は、トレーダーとして成功しやすいです。「何を?いきなり・・」と思われたかもしれません。以前にFXトレードの学習をしている時に、書いてあった言葉です。この言葉は何も根拠がまったくないわけではありません。日本人は学習好きで勤勉だから、FXを始めても成功する可能性がありますよ、という感じの意味でした。その時は、「日本人の全員が学習好きで勤勉なわけないでしょ」と思わず突っ込んでしまいましたが。
ここで大事なことは、「FXで勝ち続けている人は、例外なく、FXについて継続的な学習を続けている人です」と、いうことです。これは、とても大切な習慣です。FX初心者の方も、日々の会社の仕事や家事、育児の忙しさに負けて、FXの学習を中断してしまっているかもしれません。FXに限らずですが、お金を稼ぐという目的を達成するには、何ごとも継続的な学習が必要になってきます。
毎日、30分、時間がなければたとえ15分でも構いません。FXの本を自分で購入して、学習を始めてもいいですし、動画コンテンツなどで学習しても構いません。毎日、チャートを眺めて、通貨ペアの特徴をとらえることでもいいです。どんな方法でもいいので、FX初心者の方は、何かしらの方法で、FXの学習を続けていってほしいです。
学生時代の無味乾燥な勉強とは違い、自分で稼ぐための力をつけるための学習なので楽しいはずですから(笑)。毎日、すこしずつ、FXを継続して学習することを習慣にしていきましょう。
2.FXトレードに感情を入れない
自分の持ったポジションが含み益になった時の瞬間は嬉しいし、含み損になった時の瞬間は悲しい。人間の持つあたりまえの感情です。FX初心者の頃は、本当に相場が変動するたびに一喜一憂していた記憶があります。
勝ちトレードの時は、「ヨシ!やったー」と大喜びし、負けトレードの時は、悔しさのあまりパソコンをたたく、こんな感情のままトレードをしていました。しかし、これはダメな習慣例です。負けて損失を出した時は、「今日の負けた分は、今日中に相場から取り返すぞ」と意気込み、勝って利益が出ている時は、「もっと稼ぐぞ」とさらに意気込むという感情むき出しトレードは勝てません。
なぜなら、トレードに感情が入ると、「これ以上負けたくない、損失を出したくない」となり、冷静な損切りができなくなるからです。
含み益が出てもドキドキワクワクしない、含み損が出てもイライラしない、そんな感情を入れない習慣が大切です。人間がトレードをするので、まったく感情を入れずにトレードするこことは不可能ではあります。
できるだけトレードに感情を入れないことを習慣にしていきましょう。
3.FXは作業として淡々とやる
たとえどんなトレード方法をするにしても、作業として淡々とFXトレードをしていく必要があります。自分のトレードルールに従って、淡々と利確と損切りをしようと頭では理解していても、実際に実行していくのは難しいです。さきほどの感情がじゃまをするからです。
なので、上手くいくコツとしては、最初に利確ポイントに指値注文、損切りのポイントに逆指値注文を入れてしまうことです。とくに、利確はまだしも、損切りを成行でしようとしたら失敗します。含み損が変動するのを見ながら、「今だ、エイッ」と損切りするのは、かなり勇気がいります。痛みのともなう損切りはできないのです。
エントリーする前に、大きな利益をあげるシナリオを描くのは、全然かまいません。しかし、それだけでは不十分です。勝ちストーリーだけを描くのではなく、必ず負けストーリーも描かないといけません。そうすることで、利確と損切りの両方を作業として淡々と設定することができます。
FXは、作業として淡々とこなすことを習慣にしていきましょう。
4.FXは利益を得るのも損失を出すのもすべて自己責任
FXにかぎらず、投資の世界では「自己責任」という言葉が使われます。FX業者のサイトにも「投資は自己責任で」と注記されていたりします。なので、FX初心者の方も、自己責任という言葉は知っているし、なんとなく当たりまえのことと思われているかもしれません。
にもかかかわらず、損失を出してしまうと、手法のせいにしたり、新聞の相場予測のせいにしたりと・・ありとあらゆる自分以外のもののせいにしてしまいがちです。私も初心者の頃は、トレードルールが悪いから、このテクニカル指標が悪いから、と考えていました。自分のトレードが下手だから負けたのに、テクニカル指標のせいにしていました。
負けを自分以外のせいにしているFXトレーダーは、本当のイミで「自己責任」が体得できていないことになります。「自己責任」という言葉が、単なる合言葉になっていないか、振り返ってみる意識が時には必要です。
ルールや投資理論を学ぶのも、通貨ペアを選んで売買するのも、自動売買システムを使うのも、すべて自分です。自己責任をきちんと意識することが、FXトレードでの確実な利益の道につながっていきます。
自己責任をきちんと体得できていると、「なぜ、このタイミングでエントリーして負けてしまったのか」と、自分でトレード結果を検証する気持ちが生まれます。負けたことを周りのモノのせいにすると、単なる損失で終わってしまいます。この自己責任の意識がない投資家は、損失を出し続けていきます。FXトレードで、最終的に自分で決定し売買した結果が負けたのであれば、すべて自分のせいです。
FX初心者のみなさんは、今いちど、投資は自己責任という言葉を胸にきざみ直して、日々のトレードの向き合っていきましょう。
5.お金を数字としてとらえFX口座残高を見ない 【極論】
FX初心者に限らず、普通のトレーダーにとって不可能なことをあえて書きます。プロトレーダーは、トレード中いちいち残高を見ない、と聞いたことがあります。私たちも、トレードを行なう時に、口座残高を見ないようにしましょう。口座の残高を見るから、「儲かった」「損をした」といちいち感情がゆれ動くのです。
自分のトレードルールに従って、いったん根拠をもってエントリーした後は放置して、利確か損切りになるのを待つ、という姿勢でいいのです。自分の判断を信じて、その通りにトレードをしていくだけです。
たとえば、含み損が2万になった時に、「あー2万あればアレが買えたのに・・・」とか「おいしいものが食べれたのに・・・」と反応していると、損切りができなくなってしまいます。口座残高の増減を見ても、いちいち感情的に反応せず、トレードをこなすことに徹していくことが大事です。
しかし、実際のところは、残高を気にせず淡々と日々トレードをこなしていける人は、プロレベルです。なので、私たち素人には、とうていムリな話ですが、口座残高の変動に一喜一憂しないトレードを目指すことはできます。作業として淡々とやるのコツであげた『利確と損切りを事前に設定する方法』を行えば、残高を気にせずトレードできますので、是非おためしください。
FXでは、お金を数字として捉え、残高を見ないことを習慣にしていきましょう。
6.まとめ
それでは、FX初心者がトレードで勝つための5つの習慣のまとめになります。
・トレードに感情を入れない
・FXは作業として淡々とやる
・FXは利益も損失もすべて自己責任である
・お金を単なる数字、口座残高を見ない
この記事であげた5つの習慣は、すべて自分の失敗経験からたどりついたものばかりです。毎日、本業の仕事が忙しいからとFXの学習をしなかった、勝てばガッツポーズをして喜び、負ければパソコンをたたいて悔しがった、自分のトレードルールが定まらず損切りもしたりしなかったり、負けたのをテクニカル指標や自動売買システムのせいにしていた、チャートを見ず口座の増えた減ったばかり気にしていた…。すべて、自分の過去の負けトレードの習慣です。
負けトレードを量産していた時の習慣を反省しあらためることで、少しずつ勝ちトレードが増えていきました。自身の経験上、FX初心者のかたが注意した方がいいと感じる点を、5つのポイントとしてまとめました。FX初心者の皆さんも、日々のトレードを重ねているうちに、いろいろと反省する点がでてくるはずです。負けトレードを単なる勝ち負けで終わらさないようにしましょう。負けトレードから学ぶという姿勢を大切に、日々のトレードに取り組んでいきましょう。